くりぷつです。
私は2017年7月にビットコインを購入しました。当時、1BTCあたり30万円前後で「高すぎるかな・・・」と購入に躊躇した記憶があります。
結局びびって本当に少しだけしか買えなかったのですが、その後、2017年の年末には1BTCあたり200万円を超えました。
さらにその後、急落をしますが、2019年9月現在は1BTC100万円前後であることを考えると、当時の価格は全然高すぎることはなかった。
ということになります。
結果論ですけどね。この先は分かりません。
なんで当時30万円で高いのか。と思ったかといえば、過去のビットコインのチャートを見たからですね。
1年前のビットコインの価格を見た時に、1BTCあたり7~8万円だったので、高値つかみにならないかな・・・。と心配したんですね。

ただ、1BTCあたりいくら。というのは、大局的にみれば現時点ではあまり気にするものではないのかな。と最近思っています。
現時点では、ね。
見るべきは、市場規模ですね。分かりやすくいうと、ビットコイン全体の時価総額です。
ビットコインの時価総額は、2019年9月現在、20兆円程度です。

20兆円!?すごい!!と思われるかもしれませんが、2019年9月時点のトヨタの時価総額は24兆円なので、一企業の時価総額より小さいんです。
可能性が見えてきませんか?
この記事では、他の資産クラスの市場規模とビットコインの市場規模を比較しながら、ビットコインの可能性について考えていきたいと思います。
目次
少し古い記事ですが「[Infographic] Bitcoin And Cryptocurrency In Perspective」という記事で、ビットコインと他の資産クラスとの市場規模比較の図が掲載されています。
この記事によれば、
ビットコイン市場・・・$176B(約20兆円)
金市場・・・$7.5T(約820兆円)
株式市場・・・$86.5T(約9,500兆円)
となっています。
ビットコイン市場は、株式市場の500分の1程度の市場規模なんですね。
市場規模としては、ものすごく小さい規模です。
ビットコイン市場と金市場の比較

ビットコインはよく「デジタルゴールド」と言われます。
金は「有事の金」と言われ、何か(経済危機的なもの)が起こったら、資金の逃避先として買われることが多い金融資産です。
つまり、価値の保存先(逃避先)として金が選ばれていることが多いのですが、ビットコインもそのような性質を持っているとみられています。
実際に、現FRB*議長であるパウエル氏は、ビットコインについて以下の発言をしています。
*FRB・・・連邦準備制度理事会:アメリカの金融政策を決定する機関
要約すると、
暗号通貨は未だ普及しているとは言えない。実際にビットコインを支払いに使っている人はほとんどおらず、金のように価値の保存手段として用いられている。
という感じの発言しています。
あらためてビットコイン市場と金市場の時価総額を見てみると、
ビットコイン市場が約20兆円に対して、金市場が820兆円です。
金市場の方が40倍も大きいんですね。
ビットコインと金市場が全て置き換わるわけではないと思いますが、今後、金市場を代替する市場としてビットコイン市場が大きくなるポテンシャルがある。といえるかもしれません。
ビットコインは発行上限が2,100万枚と定められています。
これは、そのように設計されているからです。
しかも、現時点ですべてのビットコインが出回っているわけではありません。
毎年「マイニング」によって、ビットコインが少しずつ市場に流通しています。

ドルや円などの法定通貨は発行上限は決まっていませんよね。極論を言えば、紙(お金)を刷れば刷るだけ無限に増えます。
一方でビットコインは発行上限が決まっているため、仮にビットコインの需要が今後増えた場合、需要と供給の関係で、1BTCあたりの価値はさらに高くなる可能性があるということです。
数が決まっているものを、みんなが欲しがったらそのモノの価値は上がりますよね。
ビットコインの可能性(1)でも少し触れましたが、ビットコインはデジタルゴールドと言われるだけあって、有事の際の資金の逃避先として買われる場合があります。
実際に、2013年におきた「キプロス危機*」の際はビットコインが資金の逃避先として買われ、価格が急騰しました。
*キプロス危機・・・ギリシャ危機の影響で、キプロスの銀行の融資や債券投資に大きな損失(不良債権)が発生し、経営が悪化。EU(欧州連合)や国際通貨基金(IMF)に救済を要請するも、融資の条件として異例の銀行預金課税(預金者負担)を要求したため、大混乱となった金融危機ー時事用語事典
また、自国通貨への不信感がある国でもビットコインが使われる傾向にあります。
現実には預金封鎖などがなくても政府のハイパーインフレ政策によって、ビットコイン市場が動いた歴史がある。ハイパーインフレが国民を襲ったジンバブエやベネズエラでは、物価の高騰が始まる前後には、ビットコインが大きく買われた。
ジンバブエで、政府が大量の紙幣を発行したためにインフレを起こして、日本のビットコイン相場が1BTC=40万~50万円程度だったころに、80万円の価格をつけたという記録があり、ベネズエラでも当時の価格よりも15万円以上高い1BTC=65万円程度をつけたと言われる。
東洋経済
このような有事の際、ビットコインが新たな資産の逃避先としてみなされるようになってきているんですね。
ビットコインの歴史はまだ浅いものの、新たな資産クラスとして少しずつ価値を認められるようになりつつあります。
一方で市場規模としてもまだまだ小さく「なくなっても困らない」というレベルではあるかもしれませんが、伸びしろは大きいとも言えます。
今後、どうなるかは全く分かりませんが、少しずつ、ビットコインが使われるケースが増えて行けば、市場規模は大きくなっていくとみるのが自然かな。と思います。
私は期待して、ビットコインをその時まで持っていようと思います(少ししか持っていませんが・・・)
口座を開設してビットコインを購入する
仮想通貨を購入するのが初めての人は、コインチェックという取引所がおすすめです。操作がしやすいからですね。



